転職先が決まり、あとは入職日を待つだけである介護職員の皆さん。
入職初日までに準備しておくべきことがあるのはご存知でしょうか?
もし知らないまま当日を迎えてしまうと、周囲の職員に悪印象を与える可能性も。そうならないためにも、気持ちよく初日を迎えるための準備をしっかりしておきましょう。
入職初日までに準備しておくこと
入職初日までは緊張と不安が入り混じっているので落ち着かないかもしれません。
ですが、初日に仕事のやる気や誠意を見せるためにも、前もってしっかり準備をしておくことで安心感が生まれます。
では、初日までに何を準備したらいいのでしょうか?説明していきます。
ポイント【1】入職初日の持ち物を用意
入職初日の持ち物は施設によってそれぞれ違いますが、指示があるものは確実に準備し、いずれ必要になりそうなものはあらかじめ用意しておくことをオススメします。(1)筆記用具
確実に必要な物です。お客様の記録などを書く際は、消えてしまうシャーペンは厳禁です。必ずボールペンを用意しましょう。(2)メモ帳
メモ帳も必需品です。入職当初は覚えなければいけないことが沢山あります。すぐにメモがとれるようにノートサイズではなくポケットサイズのメモ帳を用意しましょう。(3)エプロン
施設によっては、用意されていて必要ない場合もありますが念のため用意しておきましょう。ポケット付きであるとメモやペン、ビニール手袋などの収納もできるので非常に便利です。(4)源泉徴収表
前の職場から受け取る書類で、年内転職の場合は年末調整を行うために新しい職場に提出します。前職の給料を考慮する約束になっていればその給与額の参考書類として必要になります。(5)雇用保険受給資格者証
退職時に前の職場から受け取る書類ですので、提出するまで紛失しないように気を付けましょう。紛失した場合は、居住地の管轄するハローワークで再発行してもらいましょう。(6)印鑑
個人情報保護の為の誓約書を書いたり、給与を振り込むための口座を申請するために必要なので必ず準備をしておきましょう。(7)健康診断書、(領収書)
入職時の健康診断を個人で受けて来るよう指示がでる場合もあります。その費用は施設が負担してくれることもあるので領収書の保管をしておきましょう。(8)年金手帳
個人の年金番号を確認されるので、年金加入の対象である場合は必ず準備しておきましょう。万が一、紛失してしまった場合、社会保険事務所で再発行してもらう必要があります。(9)資格証明書、運転免許証
介護福祉士、ケアマネジャーなど資格を持っている場合は資格証明書の提示が求められます。その際に、コピーしたものではなく必ず原本を提示しましょう。また、施設によって通院の対応や外出の為に運転を要請されることもあります。運転免許を持っている方は、運転免許証も提示出来るように用意しておきましょう。 ポイント【2】自己紹介を考える
多くの介護職員は入職して職場に馴染むために、周囲に自分のことを良く知ってほしいと思うはずです。では、どんな自己紹介にしたら自分のことをよく分かって貰えるのでしょうか。それは、基本的な挨拶に加えて、自身のちょっとしたエピソードや前職でしていたことなどを付けることです。内容によっては興味を持ってもらえたり、会話の糸口が見つかることもあります。しかし、長すぎると聞き飽きられてしまうので、簡潔にまとめて30秒以上、1分以内にするのが良いでしょう。内容に入れると良いポイント・趣味や特技
・前職でしていたこと
・名前にまつわるエピソード
・どこに住んでいるか、出身地
など例1 趣味や特技を入れた自己紹介 おはようございます。本日から皆様と一緒に働かせていただくこととなりました○○と申します。
このたびご縁がありこちらの施設に入職させていただきました。
趣味は○○で休日には○○をすることが多いです。
もし同じ趣味の方がいらしたら是非お声かけ下さい。
いち早く仕事を覚えて職場に貢献できるよう一生懸命頑張りますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
例2 前職でしていたことを入れた自己紹介
おはようございます。本日からお世話になります○○と申します。
前職では有料老人ホームで○○として○○業務をこなしてきました。
デイサービスは今回初めてで至らない点が多いと思いますが、戦力になれるよう頑張りますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
例3 名前にまつわるエピソードを入れた自己紹介
おはようございます。本日付けで入職いたしました○○と申します。
以前は○○で○○として働いていましたが、縁あってこちらで働かせていただくこととなりました。
名前が女優の○○さんと同じであるので覚えていただけると嬉しいです。
これからこちらの施設で精一杯頑張っていく所存ですのでご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
それぞれの自己紹介を見てみますと、どんな人物なのかさらに詳しく聞きたくなります。
このように、相手の印象に残るような自己紹介を初日までに考えておくとが大事です。
次に、入職初日に行うことをポイントを追いながら見ていきましょう。
入職初日に準備すること
ここまでで、ある程度の入職準備や心構えはできてきたのではないでしょうか?
それでは、初日当日についてどんなことに気を付けておけば良いか、1つずつ見ていきましょう。
ポイント【3】身だしなみチェック
髪型や服装がだらしなく不衛生であると、誰にとっても不快です。
だらしないままでどんなに良い話をしたところで聞いてもらえない可能性も。
少しでも印象をアップさせるには、やはり【清潔感】が必須です!
<服装>
シミなどの汚れや目立つしわがないかを見ておきましょう。
体に合わないサイズの服を着用するとだらしない印象を残してしまうので注意!
また、施設のユニホームがある場合は着崩さずきちんと着用しましょう。
<髪型>
決まりの無い施設も多いかもしれませんが、社会人のマナーとして明るすぎる髪色や奇抜な髪型は避けましょう。
また、髪の毛がボサボサ乱れていないか確認しておくこと。
女性であれば肩につく位の長髪はヘアゴムで縛っておき、男性であれば準備の段階で耳が見えるくらいの短髪にしているのが理想です。
髭は不衛生と感じる人も多いので避けておきましょう。
自分は大丈夫と思っている方も今一度身だしなみチェックをして、自分の見た目を確認しておくことが大事です。
ポイント【4】出勤時間を知っておこう
初出勤の時間が特に決められていなければ、始業の30分前には職場にいるのが良いでしょう。
人が少ない時間に入って職場の雰囲気を感じておけば、緊張もほぐれてくるかもしれません。
また、先に出勤している介護職員などに軽く挨拶をしておくことで印象付けることもできるでしょう。
ポイント【5】挨拶のポイントを掴んでおく
いよいよ、これまで考えてきた自己紹介を含めて挨拶をしていきます。表情や声色によって全く違う印象を持たれてしまうことがあるので注意して挨拶をしましょう。念頭において欲しい3つの要点(1)笑顔で明るく
(2)ハキハキと分かりやすく
(3)大きな声で
話したい文言を考えたら、3つの要点を含めた好印象な話し方を練習しておきましょう。その際、口角をあげてにこやかな表情で、自分に視線をくれる人に話しかけるように意識すると緊張がほぐれます。実際のところ、自己紹介は話す内容よりも表情や声色、仕草などの方が印象を左右します。なので、3つのポイントはきちんと押さえておきましょう! さいごに
どんな人が入職してくるのか在職者の方は興味を抱いてくれています。その思いに応えられるように初日までの準備を確実に行い、話し方の練習もしておきましょう。入職初日は一度しかありませんし、第一印象も絶対に変えることができません。少しでも「この人となら一緒に仕事をしていけそう」と思ってもらえるように誠意を見せることが大事です。今後の人間関係にも繋がってきますので、紹介した5つのことをしっかり頭に入れて初日を迎えましょう。入職後はいち早く現場に慣れたい気持ちでいっぱいだと思います。そんな方にはこちらのコラムもオススメ!馴染むためのポイントを詳しく紹介しています!【職場に馴染むための5つのポイント】 内定・退社・入職に関係するコラム一覧