介護職の採用コストはどのくらい? 採用単価を抑えて人材募集をする方法

公開日:2020年10月26日

更新日:2020年10月26日

採用単価はどのくらい?介護人材のコストを下げるには?

以前、この「介護職お役立ちコラム」の中で、介護職の採用難にお困りの事業者さまに向けて、効果的な人材募集の方法についてのコラムを書きました。
 
詳しくは下記をご覧ください
◆コラム「介護職員の採用難を解決!効果的な人材募集方法とは!」

そちらに引き続き今回は、介護職の採用コストを抑えるための方法についてお伝えしていきたいと思います。
 
募集してもなかなか応募がこない
採用してもすぐにやめてしまう
だから採用コストがかかってしょうがない・・・

 
とお悩みの事業者さまに、「採用単価を少しでも安く抑えつつ、いい人材を採用するにはどうすればいいか」について解説します!
 

採用コストとは?

採用にかかるコストとは

採用コストとは会社が正社員・アルバイト・派遣社員などを採用する際にかかる費用のことです。
市場や業種、会社の規模や雇用形態などによってかかるコストは大きく異なります。

外部コスト
採用活動にあたって社外に支払うコストのことです。
転職サイトへの広告掲載料や紹介料など、他社のサービスや施設を利用した場合にかかる費用を指します。

内部コスト
採用活動にあたって社内でかかるコストです。
例えば採用のための打ち合わせや面接にかかる人件費、研修や教育にかかる人件費などが内部コストにあたります。

このように、採用にかかるコストとは、一般的にイメージされる求人募集の広告費や紹介料のみではありません。
 
人材採用の流れとして
①募集
②応募受付
③法人説明会・見学会
④選考
⑤結果通知・承諾
⑥入職準備
⑦入職

といったステップが一般的かと思いますが、このプロセスの中でかかった費用すべてが採用コストに含まれます。

介護職員一人当たりの採用にかかるコスト

上記からもわかるように人材採用にはお金がかかりますが、介護職員一人当たりの採用にどれほどのコストがかかっているのか、皆さんは把握していらっしゃるでしょうか?
 
一人当たりにかかる採用コストは、採用にかかる総コストを採用した人数で割ることで算出できます。

採用単価=採用にかかった費用の総額÷採用人数
 
採用コストがかかるのは介護だけではなく他の業界も同じなのですが、介護職は他職種に比べて人材が集まりづらいことがネックになり、頻繁に求人広告を掲載したり何度も面接を行ったりと・・・採用コストがかさんでしまいます。
 
採用コストは一般的に、正社員一人につき30万円~50万円、アルバイト一人につき5~10万円程度かかるといわれていますが、この金額は職種や経営規模、需給バランスなどで大きく異なります。
 
介護業界は人材確保・定着が非常に難しい業界のため、もっと多くの採用コストがかかっているところも少なくないでしょう。
 
採用単価の高騰は、多くの事業主さんが抱える悩みとなっています。

採用コストの内訳を把握し課題を洗い出す

採用コストを削減するには、まずは採用コストの内訳を洗い出し、どこにいくらかかっているのかを把握することが大切です。
なぜかというと、どのプロセスに問題があるのかを見極めるためです。
 
「採用コストを削減する=人材募集にかける費用を削減する」と考えてしまいがちですが、一概にそれだけが問題とはいえません。
 
例えば、「広告費用は安価に抑えられても、応募者が多い分、面接や選定にコストがかかってしまった」「採用のミスマッチにより、研修期間が無駄になってしまった」というようなケースもあり、人材募集の費用を抑えるだけでは解決にならない場合もあります。
 
・募集費用がかかっているのか
・説明会や選定に人件費がかかりすぎているのか
・早期離職が多く研修・教育コストが無駄になっているのか

など、改善すべき点がどこにあるのかを見極め、それに応じて改善策を考えていきましょう。

採用コストを抑える方法

採用コストを抑える5つの方法

採用コストを抑えるには、外部コストの主となる広告費や人材紹介費の削減だけでなく、内部コストの採用にかかる労働力、つまり人件費を減らすことも検討しなければいけません。

これらのコストを少しでも抑えるためにできる5つのことをご紹介します。
 

1.無料の求人募集サービスを活用する

介護人材を募集するうえで、まず利用したいサービスが無料で求人募集ができる「ハローワーク」です。
すでに利用されている事業者さまも多いかもしれません。
 
ハローワークといえば知名度が高い公的機関で、求職者にとって安心感のあるサービス。実際に、介護の求職者が仕事探しに最も利用しているサービスはハローワーク(公共職業安定所)のようです。
※参考:「職業紹介事業に関するアンケート調査」厚生労働省
 
ハローワークでは、⼈材紹介サービスだけでなく、雇用や助成⾦・給付⾦にに関する相談などもできます。求人募集をする際はまず活用したいサービスです。
 
詳しくはこちらでご確認ください。
事業主の方へのサービス|ハローワーク インターネットサービス 

2.知人の紹介

求人広告費をかけずに募集する手段として、おすすめなのは知人や現在在籍している職員からの紹介です。

これはタイミングが合わなければ難しいことではあるのですが、
・費用をかけずに採用できる
・早期離職につながりにくい

という点が非常に大きなメリットといえます。
 
入職する側からしても事前に施設の雰囲気や業務内容を知れたり、知人がいるという安心感があることがメリットです。
 
紹介者には報奨金制度を設けるなどの特典をつけることで、職員からの紹介率が増えるかもしれません。ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

3.自社のホームページ、SNSを強化する

Twitter、Facebook、Instagram、YouTubeなどのSNSを利用しない手はありません。
費用をかけずに大勢の方に発信できるため、うまく活用できれば採用にもつなげられるでしょう。自施設の魅力をアピールするなど、ブランディングにも効果的です。
 
また求職者は応募したい事業所の情報を得るために、インターネットでホームページなどを検索をすることが考えられます。
そのため事業所や施設のサイトは、経営理念や方針はもちろん、施設やスタッフ、利用者の雰囲気が感じとれるような情報を掲載しておくことをおすすめします。
まめに新しい情報に更新し、魅力的なサイトを維持するように心がけましょう。
自社採用ページを作り、SNSから集客するのもひとつの手です。
 
SNSやインターネットの活用は、知識がなければ多少の勉強が必要となり時間はかかってしまいますが、長期的な目線でみればやってみる価値はあるのではないかと思います。
 

4.助成金を利用する

職員の新規採用には、募集から育成まで様々な費用がかかります。
「職員を増やしたいけど、採用コストがかかりすぎてできない」とお悩みの事業主さんは、ぜひ国や自治体が支給している助成金を利用してみてはいかがでしょうか?
 
雇用関係の助成金は主に厚生労働省から支給されています。
申し込みには基準や締め切りがありますが、基本的には基準を満たしていれば受給できます。
さまざまな種類がありますので、ぜひ利用できるものがないか調べてみることをおすすめします。
 
詳しくはこちらのコラムもご覧ください。
◆コラム「介護事業主さん必見!人材採用でぜひ利用したい助成金」 

5.採用のミスマッチを減らす

介護の人材採用における課題のひとつに早期離職があります。
費用も時間もかけて募集、面接を行い採用できたとしても、早期離職をされてしまっては全てが無駄になってしまいます。
また1から募集をかけて面接をして・・・という具合に採用コストは増していきます。
 
職員の早期離職を防ぐには採用のミスマッチを減らしていくことが重要になるでしょう。
そのためには採用基準を明確に決めておくことが大切です。
 
また面接や施設見学の際に、できる限り求職者の不安や疑問を払拭できるように「求める人物像」や「職場の雰囲気」などを丁寧に伝えるように心がけてください。
 
「こんなはずじゃなかった」という入職後のギャップを減らし早期離職を防ぐことで、広告費だけでなく面接や採用にかける人件費を抑えましょう。

費用対効果が良いのはどれ?求人サービスでかかるコスト

費用対効果が高いのはどの求人サービス?

さて、先ほど「人材募集にかける費用を削減するだけでは解決しない」とお伝えしました。
とはいえ、多くの事業者さまにとって、採用コストの中で大きな負担となるのが「募集にかかる費用」ではないでしょうか。
 
求人の募集方法は無料と有料があります。
 
お金をかけずにできる方法としては、
・ハローワークでの求人掲載
・施設や自治体での貼り紙
・大学、専門学校などからの紹介
・職員、知人からの紹介

などがあります。
 
しかしこれらは多くの人の目に留まることは難しく、それだけで人を集めることは厳しい現状があります。
 
そこで利用するのが有料サービスです。
代表的な有料サービスである「求人サイト」と「人材紹介」の特徴やコストについてご紹介します。

◆求人サイト

求人を掲載する転職サイトです。
なかには介護・福祉業界に特化した求人サイトもあります。
サービス利用料は下記のパターンがあり、求人サイトによって異なります。

掲載課金型

求人業界の主流サービスで、広告の掲載自体に費用がかかる仕組みです。
1週間、1ヶ月間と掲載期間が決められていることがほとんどです。
 
費用の目安
数万円~数百万円まで金額の幅が広いです。
掲載する媒体、また掲載する広告のサイズや位置、期間、地域などの諸条件によって金額に大きな差が出ます。
 
メリット
・多くの求職者の目に留まる
・一度の掲載で複数人を採用できる可能性がある
 
デメリット
・応募がなくても、採用が決まらなくても、費用がかかる
・お金を払ってもまったく効果がない場合がある

応募課金型

求人広告の掲載にお金はかかりません。
サイト経由で応募があった時点で料金が発生する仕組みです。
応募から採用につながる確率が高い場合には、利用するメリットが大きいでしょう。
 
費用の目安
一人の応募につき1~2万円程度が相場となっています。
応募者数(費用)の上限を設定できる場合もあります。
 
メリット
・応募がない(効果がない)のに広告費を支払うというリスクはない
・多くの求人広告を掲載できる

デメリット
・応募者が増えればその分課金額も増える
・採用につながらなくても応募があった時点で支払いが発生する

完全成功報酬型

採用課金型ともいいます。
広告掲載費は採用が決まるまで一切かかりません。
採用が決まれば、ひとりにつき〇〇円という形で料金を支払います。
 
費用の目安
一人の採用につき10万円~100万円程度と幅があり、年収の何割かで金額設定されている場合もあります。
アルバイト採用の場合はもう少し安い費用で抑えられるでしょう。
 
メリット
・広告を掲載しても応募があっても、採用が決まらなければ料金は無料
・掲載期間や掲載件数などの条件がなく、多くの求人広告を掲載できる
 
デメリット
・大人数を採用すると採用単価が高くなる可能性がある

◆人材紹介会社

求人広告の掲載ではなく、企業が求めている人材を直接紹介してくれるのが人材紹介サービスです。求人広告の掲載も可能で、ほとんどの人材紹介サービスにおいて、紹介した人材が入職するまで費用はかかりません
 
費用の目安
一人の採用が確定した時点で手数料が発生します。
手数料の相場は採用する人の年収(※)の30~40%程度となっています。
 
仮に年収350~400万円の人を採用した場合、人材紹介会社には100万円程度の支払いが発生する計算になります。
 
メリット
・成功報酬型のため、採用できなかった場合のリスクがない
・条件にマッチした人材を採用できる
・内部コスト(採用に関する実務)を軽減できる
・非公開求人として秘密裏に採用活動ができる
・募集から採用までがスピーディー
 
デメリット
・採用が決定した場合の手数料は安くはない
・採用一人につき費用がかかるため大量採用は難しい
 
求人サイトと比較すると大きな出費になる可能性はありますが、条件にマッチした人材を厳選して紹介してくれるのが人材紹介会社のいいところです。
採用活動が効率的に進められ、入職後の定着率も高いため、結果的に内部コスト削減につながり負担が軽くて済むケースも多いです。

まとめ:採用コストをかけるべきところを見極めよう

慢性的な人材不足と高齢者数の増加によって、介護業界の採用は厳しい状況が続いています。
採用コストをかけてもなかなかいい人材を採用できない、そもそも応募がこないという事業者さまも大勢いらっしゃるかと思います。
 
求人募集の費用だけでなく面接や選定もできるだけ効率的に費用をかけずに行えるように、今回ご紹介したツールやサービスを組み合わせて利用してみてください!

介護職の人材紹介ならカイゴWORKERにご相談ください!

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なお、カイゴWORKERの人材紹介サービスは完全成功報酬制度となっており、採用決定するまで費用は一切かかりません。
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