介護職の方で、副業を始めたいと考えている方は少なくないはず。
しかし、いざ副業を始めようと思っても、どんな仕事をしようか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
そんな方のために、今回は介護職に人気のある副業やWワークを始める前に知っておきたい注意点などについてまとめてみました。
さっそく見ていきましょう!
介護職に人気の副業『BEST 5』をご紹介!
副業といっても働き方や稼ぎ方はさまざまで、アルバイトや派遣、在宅ワークなど多種多様です。これから副業を始めたいと思っている介護職の方のなかには、「副業はしたいけれど、何をしようか悩む」「副業の種類が多くて決めきれない」「介護職で働く人はどんな副業をしているのかな?」と、どんな副業を選ぶべきか悩んでいる方は多いはず。そこで、数ある副業の中から「介護職に人気のある副業」について調べてみました。では、介護職に人気のある副業BEST 5をご紹介したいと思います。「稼げるけど負担が少ない副業をしたい」【1位】介護施設・訪問介護の夜勤
介護職に人気の副業1位は、夜勤の介護施設や訪問介護のアルバイトです。施設系の夜間帯のアルバイトであれば、1勤務あたりの給与額は最低でも1万円以上で、2万円前後と高額な施設も多いことから、しっかり稼ぎたいという方に人気の副業となっています。 月に2・3回夜勤に入るだけで、多くて4万円~6万円ほど稼ぐことが可能です。しかし、夜勤のアルバイトは介護経験が浅い方にはおすすめできません。夜勤は職員数が減り、急変時などの対応ができる方が求められるため、それなりの経験があり介護技術が身についている方でないと厳しいでしょう。【2位】コンビニの夜勤バイト
介護職に人気の副業2位は、コンビニでの夜勤バイトです。夜間のコンビニは、22:00~翌6:00という時間帯のシフト制がほとんどで、時給は深夜手当が付いて1200円前後が相場となります。22時~6時までの8時間入ると、1日約9600円の給与となるので、週1回アルバイトに入れば月3万8400円前後稼ぐことが可能です。夜勤の開始時間が22時からなので、休日前の日勤が終わったあとにコンビニの夜勤に入ることができます。また、週休2日制の方であれば週に1日は自分の好きなことができるため、プライベートも充実できます。また、アルバイトに入れる日を指定できるため、シフト制の介護職には予定が立てやすいという点も人気の理由の一つです。【3位】覆面調査
介護職に人気の副業3位は、覆面調査員のアルバイトです。覆面調査員は、一般の消費者を装って飲食店や美容室、エステなどのお店のサービスを実際に受けながら、従業員の接客対応や店内の雰囲気や様子、サービスの質などをチェックします。覆面調査の仕事は、時給制ではなく出来高制が多く給与はそれほど高くありません。しかし、調査するお店が飲食店であれば食事代が無料になるなどのメリットがあるため、休日の友達とのランチも対象のお店で食事をすればランチ代を浮かせられ、さらに稼ぐことができます。1日にエステ→飲食店→アパレル店など複数の調査をおこなえば、その分たくさん稼げて、休日を充実させることも可能です。覆面調査員のアルバイトは、自分の受けたいサービスを無料で受けられるので、副業として人気が高いアルバイトです。【4位】家事代行サービス
介護職に人気の副業4位は、家事代行サービスの仕事です。家事代行サービスとは、働き盛りの独身の方や共働きの夫婦、育児で家事に手が回らない方に代わり、掃除や炊事、洗濯などの一般的な家事全般を代行する仕事です。家事代行サービスの仕事は、時給が高く簡単でシフトが柔軟という点が副業として人気のある理由。時給は1200円~2100円とお客様の評価や仕事ぶりで昇給するシステムがほとんどです。シフトは週1日~OKなど柔軟な会社が多いので、休日の1.2時間に自宅の近くで家事代行をするだけで、月1万円ほど稼げます。家事代行サービスは、日中の時間帯に仕事ができるため身体への負担も少なく、副業としては始めやすいアルバイトといえます。一般的な家事経験があればできる仕事ですので、すきま時間を活用して働きたい方におすすめの副業です。【5位】在宅ワーク
介護職に人気の副業5位は、在宅ワークです。在宅ワークは、ブログ記事の執筆などライティングの仕事やデータ入力、アンケートモニター、ハンドメイド商品のネット販売など多種多様にあります。シフトで時間を固定されている訳ではないため、休日や仕事後の数時間など自分の都合の良い日や時間に仕事することが可能です。ライティングなどの仕事は、案件によって報酬額は変わり1件単位の案件や文字数によって報酬額が変わる案件など募集しているものによって異なります。またハンドメイド商品のネット販売は、簡単に出品できるサイトが複数あり主婦やすきま時間を活用したい方に人気の副業です。出品者のなかには月10万円以上を稼ぐ方もいます。手先が器用な方やコツコツと作業をするのが好きな方におすすめです。在宅ワークは、自分の都合に合わせて働けるという点が一番のメリットといえます。 介護職の副業は2パターンに分かれる?!
介護職の方が始める副業は、下記の2パターンに分けられます。
◇介護系の副業:介護職として働きつつ、副業も介護職を選ぶ
◇介護以外の副業:在宅ワークや派遣など、介護以外の仕事をする
介護系の副業は、勤務パターンがさまざまあり、本業のシフトやスケジュールに合わせてアルバイトをすることが可能です。しかし、介護は体力を使う仕事ですので、まだ介護の仕事に慣れていない方などは、副業で休日も介護の仕事をおこなうと疲れがたまり身体への負担は大きくなります。介護系の副業を選ぶ方の特徴は「介護の仕事に慣れていて体力に余裕がある」という方が多い傾向にあります。
介護以外の副業は、自宅で仕事が出きる在宅ワークや派遣などのスポット勤務、週1~OKのアルバイトなどです。介護以外の副業を選ぶ方は、時間と体力的に介護の仕事はできないという方や気分転換を兼ねて好きなことで副業している方など理由はさまざま。介護職の仕事に慣れていない方やWワークが初めての方は、介護以外の副業から始めている方がほとんどです。
介護系の副業、介護以外の副業とはどんな働き方、職種があるのでしょうか?
それぞれの例をまとめてみました。
介護系の副業|職種例
介護系の副業例は以下です。
●夜勤の介護施設
●夜勤の訪問介護
●介護施設での勤務(週1日~OKなど)
●派遣バイト(1日だけ・短時間など)
●スキルシェアサービス
など
介護以外の副業|職種例
介護以外でできる副業の職種例は以下です。
●コンビニ(夜勤・日中)
●派遣バイト(イベントなどのスポット)
●覆面調査
●家事代行サービス
●ライティング・WEBデザイン(記事の執筆、ロゴ作成など)
●ハンドメイド商品のネット販売
●ウーバーイーツ
●飲食店でアルバイト(深夜・週1日~Okなど)
●スキルシェアサービス
●内職
など
副業を始める前に知っておくべき4つの注意点!!
このコラムを読んでいる方のなかには上記にあげた職種の中から「この副業をしよう!」と思っている方もいるのではないでしょうか?しかしながら、副業を始める前に知っておいてほしい注意点が4つあります。その注意点が以下です。 <<副業を始める際の注意点>>
1)職場の就業規則を確認する2)確定申告をする3)住民税を支払いに行く4)副業は基本的に他言禁止それぞれの注意点について、次で詳しく見ていきましょう。 注意点(1)|職場の就業規則を確認する
まずは、いま勤務している職場の「就業規則」を確認しておきましょう。
就業規則でなにを確認するのかというと、副業が認められているかどうかです。職場によっては、正社員はNGでもパートやアルバイトはOKという場合もあります。職場が副業Okであれば、後ろめたさを感じることなくスタートできます。もしも、職場が副業を認めていない場合でも副業をあきらめることはありません。その場合は、下記の注意点に気を付けましょう。
注意点(2)|確定申告をすること
副業をする場合は、確定申告の際に注意が必要です。
確定申告は、1年間の収入を国に申告して、収入に応じた額の税金を納めます。正社員として働いている方は、会社が手続きをおこない給料から天引きという形で納税していますが、パートやアルバイトは職場によって異なり、個人で確定申告をしなければなりません。
副業をする場合は、本業とは別に年間20万円以上の収入があった場合には原則として確定申告が必要です。20万円以下の場合は確定申告の必要はありません。
確定申告をしなければならない収入がありながら、申告をしないというのは絶対にしないでください。税務署から申告漏れを指摘され、本来納めるべき税金に加えて延滞税や加算税などの対象となり、納める税額が増えるため得策とはいえません。
注意点(3)|住民税を支払いに行く
確定申告とセットで覚えていてほしいのが、住民税を自分で支払いに行くということ。
副業が本業の会社にバレてしまう理由の一つが住民税です。本業の住民税は、基本的には「特別徴収」といって、月々の給料から天引きで支払っています。
副業の収入にも同じように住民税はかかってくるため、自分で確定申告をおこなう際の申告書の書き方によっては、会社に副業の収入と合算した住民税の金額が送られることでバレてしまいます。
会社に副業分の収入を合算した金額が送られないようにするには、確定申告の際に提出する申告書の「住民税の徴収方法の選択」欄を「自分で納付」にチェックすることです。
しかし、アルバイトや派遣などで副業している場合は、給与所得となるため基本的には特別徴収となってしまいます。そのため、自治体や雇用先に普通徴収にしてもらえないか相談しておくことが必要です。
※給与所得による徴収方法の変更は自治体によって対応方法が異なるため、住民票のある市区町村の税務課などへお問い合わせください。
注意点(4)|副業は基本的に他言禁止
副業が職場で禁止されている場合は、基本的には職場の人には話さないことです。
副業のことを隠したいのであれば、仲のよい同僚であっても内緒にしておくことをおすすめします。副業NGの職場の場合「副業禁止なのにズルい!」と妬まれたり、他のスタッフに話したり、上司に告げ口するなどの可能性があるので危険です。
介護職で副業禁止でもバレない方法がある!?
副業を始めようと思っても、職場の就業規則で副業禁止となっている介護職の方もいるはず。しかし、給与が低いと言われている介護業界で働く方にとって、副業を始めたいと考える方は多く、実際に副業をしている方も少なくありません。「副業がバレるのでは?」「バレない副業はないの?」とバレない方法を知りたいと思っている方もいるのではないでしょうか。どの副業も前述した注意点を押さえていれば
基本的にはバレることはありません。会社や職場に副業がバレるおもな原因は「他言によるもの」か「住民税の増額などによるもの」の2つです。副業のことは他言せず、副業の住民税は自分で支払うようにしていれば基本的に会社や職場が副業していることを気づくことはありません。しかし、派遣やアルバイトなど給与所得となる副業の住民税は、特別徴収となり「自分で納付(普通徴収)」を選べないため注意が必要です。給与所得の副業の場合は、市区町村の税務課に副業分を「自分で納付」にしてもらえないか相談してみてください。市区町村によっては、未払いを防ぐ意味でも普通徴収の対応をしてくれない場合もあります。その際は、雇用先に普通徴収にしてもらえるよう事情を話してお願いしてみましょう。副業の所得が年間20万以下であれば確定申告は必要ありませんが、所得額にかかわらず住民税の申告が必要となることは覚えておきましょう。「副業をしていることがバレるのでは」と心配で副業するのが怖いという方は、まずは職場で昇給してもらえないか相談してみましょう。昇給してもらえれば、後ろめたさを感じながら副業をおこなう必要はありません。昇給が望めないのであれば、副業をOKとしている職場に転職をすることをおすすめします。Wワークを認めている職場であれば、後ろめたさを感じることなく副業をすることが可能ですし、上記にあげた税金の対策などもしなくて済みます。また、転職によって給与アップすれば、副業と合わせての収入も多くなるでしょう。 さいごに
副業を選ぶ際のおすすめは、趣味の延長や得意なことを副業にすることです。好きなことを副業にすることで、ストレスなく楽しんでWワークすることができます。
Wワークを両立させるためには、あくまでも本業に支障がでないように体調管理をすることが大切です。夜勤などの副業は時給が高いので飛びつきがちですが、身体への負担は大きいので、しっかりと休養できる日を作っておきましょう。
また、副業禁止の職場の場合は、上記にあげた4つの注意点に気を付けて副業をするかどうか決めてくださいね。
介護職での転職をお考えの方へ!
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