おはようございます!介護ワーカー編集部です。
転職エピソード第9弾!
本日は36歳女性の体験談のご紹介です。
介護職の転職エピソード
Iさん:36歳/女性:2回目の転職
前職:訪問介護・デイサービス/サービス提供責任者
現職:訪問介護/サービス提供責任者 介護職の転職エピソード/Iさんの場合
転職されて2ヶ月が経ちましたが、いかがでしょうか。 少しずつ慣れてきたと思います。ワークライフバランスも整って、家庭と職場の両立ができているので心の余裕もでてきました。 それはよかったです。改めて詳しくお話を聞かせていただけますか。 子育てが落ち着いてきたので職場復帰へ!
以前は、訪問介護事業所とデイケアのサービス提供責任者をされていたと伺いました。 はい。出産・子育てを経て少し余裕が出てきた時に就職活動をしていて目にとまった求人が、以前勤めていた訪問介護とデイケアの施設でした。5年ブランクがあったので仕事についていけるか不安だったのですが同じようにブランクのあるママさんが多い職場だと聞いて入社したんです。 同じようにママさんが多い職場だと、お子さんのことでどうしても休まないといけない時など理解を得られるように思います。 そうそう。私もそこを期待していました。ですがそこは甘くなかったといいますか…。入職早々残業することも度々あって、まだ入ったばかりだから仕方ないかなと思っていたのですが、それが失敗だったのかなと今となっては思います。 はい。「残業できる」って思わせてしまったのかな…と。最初から「時間ですので帰ります」というふうにできていたら良かったのではないかと、いま改めて振り返るとそう思います。 それは難しいですね…。周りが残業していると帰りづらいですよね…。 心情としてはそうなんですけど、でもそこでスパッと帰らなくちゃダメなんですよ。残業代が出るならまだしもサービス残業ならなおさら。。。 サービス残業は当たり前。劣悪な環境から抜け出したい!
そうなんです。定時が17時半であるにもかかわらず気がついたら22時を回っているなんてこともしばしばありまして…。子どもが荒れはじめ、旦那の機嫌も少しずつ悪くなっていき徐々に家庭の空気も重くなっていきました。 22時はきついですね…。その職場でサービス提供責任者に昇格されたと伺っていたのですが、昇格されたことが業務量の増加に繋がって残業が増えるといったことにも関係していたのでしょうか…? そうですね…それも関係してるとは思います。ちょうどその頃、利用者さんが一気に増えた時期と重なったので業務量も多かったですし、職場全体が残業をしても申請しない雰囲気が定着していたのでほぼ毎日サービス残業をしていましたし、今日は帰るぞ…!と意気込んでいても結局仕事が終わらないので残業しないといけないという無限ループで家庭のことは後回しになってしまっていました。 身も心もしんどい生活だったのではないでしょうか。家庭と仕事の両立というのは切っても切れない部分で、特に子どもが生まれてからは仕事よりも家庭を優先したいと思うのが親心ですよね。 そうですね…。といっても私は仕事を終えて帰宅してから溜まっている家事をこなして疲れて眠るという生活が続いていたため、休みの日でも些細なことでイライラしていて家族に申し訳なかったなと思います。 がんばっておられたのですね。人間、休まないと余裕がなくなってくるのは当然のことだと思います。 そう言っていただけると心が軽くなります。ありがとうございます。毎日イライラしていたのでこのままでは仕事と家庭の両立どころか体調を崩して働けなくなると限界を感じたところで、ついに転職をしようと決意することができました。 家庭と仕事を両立しながらサービス提供責任者として自立したい!
逃げることができるというのは大切な力です。逃げられないともっと苦しくなってしまいますからね。 あれは何というか本能だったと思います。シックスセンスって言うのでしょうか。 第六感ってやつですね!そういう第六感のような自分の感覚って基本的に正しいことが多いですよね。私も感じることがあります その感覚に従って行動したのが今回の転職なんですよね。自分だけで転職先を探して失敗するのは怖かったので転職支援サービスを行っている介護ワーカーさんを利用することにしたんです。 そうだったんですね。ちなみにその時の第六感はどうでしたか?間違っていませんでしたか? それなら良かったです(笑)転職するにあたって、こだわった点などあればお聞かせいただけると幸いです。 前職で長年デイケアの業務を担当していたのでサービス提供責任者としての経験を積むことができて尚且つ勉強もでき、過度な残業のない職場はないか担当の方に相談しました。特に残業のことについては何度もお話したと思います。 そうですね。定時が17時にも関わらず22時まで残業をされていたということにもビックリしましたが、残業代が支払われていないとお聞きしてビックリしたことを覚えております。さすがにそのような話は聞いたことがなかったので。 私からすれば逆に残業がないということのほうが信じられませんでした。担当の方から私の希望にピッタリの施設がありますよと訪問介護ステーションを紹介していただいたのですが、見学に行った際に管理者の方から「うちは残業ほぼゼロですよ」と言われたことがなかなか信じられずに、決めかねていました。 転職するまで残業を多くされていた方はよくそうおっしゃいます。Iさんも何度か本当に残業がないのでしょうか?とご連絡をくださっていましたね。 はい。信じられませんでしたので…。それでも「私共も信頼関係のある施設さんですので大丈夫ですよ」とのお言葉を信じてみようと思い、その施設に転職することを決めました。 悩みぬかれた末に転職されて実際に働かれはじめたわけですが、残業に関しての悩みはありますか? 特にありません。月末と月初は事務作業が増えるので少し残業をしますが、他の日は全くありません。それにきちんと残業代もいただけますし、同じサービス提供責任者でもここまで仕事量が違うのかと驚きの毎日です。 それは良かったですね。ワークライフバランスも整ってきたとおっしゃっていましたが、具体的にどのように整ってきているのかお伺いしてもよろしいでしょうか。 はい。まず以前とは違って圧倒的に時間があります。22時まで残業するなんていうことはまずありませんので、18時には自宅に帰れていますし、そこから夕飯の支度をしたり、子どもの話を聞いたり、休みも週休2日は確実にいただけるので休みの日に用事も済ませられますし全体的に余裕ができました。 時は得がたくして失い易しと言いますもんね。時間の大切さを改めて思い知らされた気がします。 本当に時間は大切ですよ。私が言うのもなんですが、限りある時間というものを大事にしてくださいね。 はい!ありがとうございます。最後に何か言いたいことなどありますか? そうですね…転職を決意することができたから巡り合えた理想の職場なのでサービス提供責任者としてしっかりスタッフをまとめられるように勉強をして、向上心を持って仕事をしていきたいと思っています。 お話を聞かせてくださってありがとうございました。今後のご活躍をお祈りしています。また何かあればお気軽にご相談くださいね。 【編集部からの一言】
この度インタビューに答えてくださったIさん。ご家庭がありながら22時までサービス残業をされていたとのことでした。現在はワークライフバランスも整い充実した私生活を送られているようでなによりです。時は金なりとも言いますが、時間だけは戻ってこないので限りある時間を大切にしたいと思います。この度は素敵なお話を聞かせてくださってありがとうございました。Iさんの今後のご活躍を編集部一同願っております。
※掲載情報は公開日あるいは2020年06月13日時点のものです。制度・法の改定や改正などにより最新のものでない可能性があります。